今回は映画「ナイトスイム」についてネタバレありで感想を語っていきます。
そのため未見の方はあらすじだけ読んで本編を観てからこの記事に戻ってきてください。
6月7日に公開されてさっそく観に行ってきました。
結論から言うと面白かったんですが、ストーリーは微妙でした(笑)
その理由を詳しく話していきますね。
あらすじ
難病に侵され早期引退を余儀なくされた元メジャーリーガーのレイ・ウォーラー。現役復帰を目指す彼は自身の理学療法も兼ねて郊外のプール付き物件を中古で購入し、妻イブや思春期の娘イジー、幼い息子エリオットとともに引っ越してくる。新たな生活を満喫する一家だったが、裏庭にあるプライベートプールは、なぜか15年も未使用のままだった。そのプールには得体のしれない怪異が潜んでおり、一家を恐怖の底へと引きずり込んでいく。
引用:映画.com
作品情報
引用:映画.com
原題 | Night Swim |
監督 | ブライス・マクガイア |
主演 | ワイアット・ラッセル他 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2024年 |
上映時間 | 98分 |
レイティング | G |
話の流れ(ネタバレ)
引用:映画.com
物語の流れをザックリと簡単に説明します。
なお、僕は劇場で1度しか観ていないので、もしかしたら勘違いや記憶違いがあるかもしれませんので何卒ご了承ください。
もし誤記を発見された方はコメント等で教えていただけると幸いです。
なお、登場人物は名前で呼ばずに「父・母・娘・弟(娘の弟)」と表記します。
ちょっとややこしいかもしれませんがご了承ください。
まず冒頭1992年と表示されます。
そこで少女・レベッカがプールの中で死ぬ。
そして時は流れて現在。
病気で現在療養中の元プロ野球選手の父が大黒柱の4人家族(父・母・娘・その弟)はマイホームを購入した。
その庭には冒頭でレベッカが死んだプールがついていた。
その家族はみなプールで水泳を楽しんでいた。
しかし、泳いでいる途中で不可解なことが起きる。
具体的には幽霊が出たり、水中で何者かに足を引っ張られたり。
ある日、友人たちを招いて昼からプールパーティーを開催したときは、あろうことに父が知り合いの子供を水の中に引きずりこむ。
どうやら父は何かに憑依されているよう。
この件は何とか無事に収まったが、これによりついに母が行動に出る。
母は、以前このプール付きの物件に住んでいた老婆に会いに行く。
そして老婆に話を聞いていくうちにこのプールの秘密が明かされる。
このプールがあった場所はもともと泉だったそう。
その泉には魔力があり、願いを叶えるために誰かを犠牲にする必要があるとか?
以前住んでいたその老婆は病気の息子を助けるために、冒頭で死んだレベッカを犠牲にしたとのこと。
ちなみに願いを叶えてくれる神のことを「テマガミ」と呼ぶそう。
その老婆は完全にプールの呪いにかかっており、目や口から黒い水が流れ出てくる。
母は怖くなって逃げる。
家に帰ると弟がプールに引きずり込まれていた。
母は助けるために水中に潜り、弟を発見して水上へ連れ戻そうとするが、帰り道が分からなくなってしまう。
その時、レベッカの亡霊が現れ、帰り道を示してくれて母と弟は何とか水上へ戻ることができた。
一方、父はプールの呪いに憑りつかれており、娘に暴力を振るっている。
そして父はプールサイドにやってきて水上へ上がったばかりの母と弟に攻撃を加えようとする。
そこでなんとか娘がやってきて、野球バットで父をボコボコにしばきます。
物理的にボコボコにしばかれた父は正気を取り戻します。
弟は溺れて瀕死状態だったが何とか息はしている模様。
しかし、弟は何やら様子が変。
父は弟を助けるためなのか、自らプールに入っていき自殺する。
ラストでは残された家族がプールを埋め立てているシーンで幕を閉じる。
感想(ネタバレあり)
引用:映画.com
結論、楽しめました。
怖かったです。
音も効果的に使って恐怖を駆り立ててくれていました。
単純に鳥肌立つシーンも多くて良かったです。
ただ、ストーリーについてはあまり目新しいものが感じられなかった、というのが正直な感想です。
僕は、期待値を上げ過ぎてしまっていました。
というのも本作は「M3GAN ミーガン」や「ゲット・アウト」などを手掛けたブラムハウス・プロダクションズが製作したこともあって、僕は斬新な展開を期待していたんです。
それに「ソウ」・「アクアマン」・「マリグナント 狂暴な悪夢」を監督したジェームズ・ワンが製作に携わっていることも期待に大きな拍車がかかりました。
しかし、本作はあくまでB級ホラーの域を脱しない作品だと思いました(評論家を気取るわけではありませんが)。
引用:映画.com
ちょっとストーリーに斬新さが感じられなかったと思ったのは僕だけですか?
「プールがある場所はいわくつきの土地だった」なんてなんだかありきたりじゃないですか?
あと、恐怖演出も途中から慣れてくるんですよ。
演出がワンパターンだと感じたのは僕だけですか?
水中から見てプールサイドに誰かが立っている影が見えるとか、水中で足をつかまれるとか。
観ていくうちに「ここでアレがくるんでしょ」と展開が読めるようになってくるんです。
話題性に富むような斬新な怖がらせ演出が最低でも一つは欲しかったところです。
引用:映画.com
まあ、そうは言っても観客を怖がらせる演出に長けていることは認めざるを得ないと感じたので、ぼく個人的にはオススメできる作品です。
それに父がおかしくなっていく過程は「シャイニング」を彷彿とさせる面白さがあり、オカルトチックな雰囲気もあって楽しめました。
怖さレベル的にもそんなにハイレベルな怖さではないです。
「身の毛もよだつ」ほど怖いわけではありません。
ホラーが苦手な人でも頑張れば楽しめるレベルです。
レベル感としては地上波でやっている「ほんとにあった怖い話」程度だと感じました。
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なので、実質タダで観れることが多いです(筆者も常に3000ポイントくらいあります)。
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無料期間楽しんでみて、合わなければやめれば良いと思います。
映画館で観た方が良いか?
観客をビビらせるために音を効果的に使っているので、映画館で観るのもいいと思います。
本作は基本的に暗いシーンが多いので真っ暗な映画館で観る方が没入感もあるでしょう。
しかし、他にも「マッドマックス:フュリオサ」や「関心領域」など、映画館で観た方が良い作品がたくさんあるので、優先的に本作を観るべきか?と聞かれたら微妙です(笑)
何の作品を映画館で観るのかは個人の好みの問題ですけどね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ごちゃごちゃ言いましたが結論面白いので観た方が良いです。
オススメできます。
しかし、「ブラムハウス」「ジェームズ・ワン」という言葉に釣られて期待値を上げ過ぎない方が良いです。
気軽にお茶でも飲みながら観るくらいの感覚で楽しむのがベターかもしれません。
また、B級ホラーが好きな方にとってはたまらないと思います。
今日もご愛読いただきありがとうございました。
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