【考察】映画「インサイド・ヘッド2」は続編を制作しない方がいい!ラストシーンの意味は?

画像引用元:映画.com

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みなさんこの記事のタイトルを見てイラっとしませんでしたか?

「続編を制作しない方がいいってお前は何様だよ!?」と思いましたよね。

「世界的なメガヒットをぶちかましている本作に対してなんてこと言うんだ?」って思いましたよね?

勘違いしないでください、決して本作がつまらなかったわけではありません。

むしろサイコーでした!!

僕のオールタイムベストに間違いなく入ります。

実は僕、本作を試写会でも観たんですが、もう一度観たくなって2回目を観に行きました(昨日)。

余談ですが、僕は同一の劇場公開映画を2回以上劇場に観に行かない派の人です。

同じ作品を何度も観るよりは、どうせ映画館に行くなら色んな作品を幅広く観たいと思っている派の人間です。

過去に一度だけ2回映画館で観たことあるんですが、それは幼少期に観た「千と千尋の神隠し」だけです。

そんな僕はマジで久しぶりに映画館で2回観ました。

それだけ本作は僕の心に響くものがあったんです。

心から推せる一本です。

「観ないと人生損している」という言葉は嫌いですが、この作品には言ってもいいでしょう。

今回の記事では、そんな本作の続編をもう制作しない方がいいと考える理由をラストシーンの考察を交えてお話ししていきます。

なお、ネタバレありで語っていきますので未見の方はご注意ください。

(まあ、本作についてはネタバレをそれほど気にしなくてもいいかもしれません)

未見の方は以下の記事を読んで劇場に足を運んでください。

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目次

あらすじ

人間が抱く「感情」たちの世界を舞台に描き、2016年・第88回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサーのアニメーション映画「インサイド・ヘッド」の続編。

少女ライリーを子どもの頃から見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、転校先の学校に慣れ新しい友人もできたライリーが幸せに暮らせるよう奮闘する日々を過ごしていた。そんなある日、高校入学を控え人生の転機に直面したライリーの頭の中で、謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう「シンパイ」、誰かを羨んでばかりいる「イイナー」、常に退屈&無気力な「ダリィ」、いつもモジモジして恥ずかしがっている「ハズカシ」という、大人になるための新しい感情たちだった。

引用:映画.com

作品情報

引用:映画.com

原題Inside Out 2
監督ケルシー・マン
主演エイミー・ポーラー
製作国アメリカ
製作年2024年
上映時間96分
レイティングG

【考察】ラストシーンについて(ネタバレあり)

引用:映画.com

いきなりですが、本作のクライマックスに言及します。

アイスホッケーの試合中、シンパイの暴走によってライリーは過呼吸を起こすほどに精神が乱れますが、最終的にはすべての感情たちが一致団結してライリーの不安を和らげることに成功しました。

そして心が落ち着いたライリー。

そこでカナシミが「ヨロコビ、ライリーが呼んでるよ」と優しく言います。

そしてヨロコビはライリーに司令を出して、それからはライリーは落ち着いてアイスホッケーのプレイを再開することができました。

このシーン、みなさんはどのように解釈しましたか?

僕は「ライリーが自分で自分の感情をコントロールできるようになった」と解釈しました。

前作のときからライリーはヨロコビをはじめとする自分の感情たちに完全にコントロールされていましたよね?

まあ、子供ってそういうもんじゃないですか。

子供なのに自分で自分の感情をコントロールするなんて不可能ですよね?

そんな子供がいたらむしろ不気味です。

まあ大人でも感情をコントロールできない人もいるでしょうけど(笑)

やはりライリーもずっと感情たちに振り回されていました。

しかし、本作のラストでついに自分自身でヨロコビを呼び出したんです。

つまり、自分でヨロコビをコントロールしたんです。

これは大きな変化でしょう。

特に思春期なんて、複雑怪奇な多くの感情に振り回されてもう頭の中ぐちゃぐちゃになりますからね。

そのなかでヨロコビという感情をピックアップして呼び起こすことができたのは大きな進歩だと思います。

これ以上続編をつくったら違う作品になる

先ほど説明したように「インサイド・ヘッド2」のラストで、ライリーは自分の感情をコントロールできるようになりました。

※あくまで僕個人の解釈ですが!

もちろん、いかなる場合も完全に感情をコントロールできるほど、ライリーは悟りの境地に達したわけではないでしょう。

たとえば大人でも、怒りの感情にコントロールされることはあるでしょう。

僕もありますよ(笑)

しかし、ライリーが自分の感情をコントロールできるようになった以上、続編を作っても違った映画になると思いませんか?

だって、今まではヨロコビやカナシミたちが自由に動き回って、ライリーに司令を出していたのに、これからはライリーが自らヨロコビ達の動きを指示していくことになるんです。

基本的な立場が逆転しましたよね。

そうすると、もはや別の作品になっちゃいますよね?

※まあこれはこれで続編を観てみたい気もしますが(笑)

この記事を読んで、「いや、つますきーさんよぉ!それは違うよ!お前はそもそも本作の解釈を間違っている!」と思う方はコメントでご教示くださいませ。

今日はこの辺で終わります。

今日もご愛読いただきありがとうございました。

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