今回は映画「マッドマックス:フュリオサ」の公開を機に過去作をまとめて紹介します。
結論ですが、筆者の他の記事↓でも既に書いていますが、過去作を観なくても「フュリオサ」は楽しめます。
最低限「怒りのデス・ロード」は観た方がいいかもしれませんが、語弊を恐れずに言うなら、「怒デス」以前の作品はぶっちゃけ全く別の作品と思ってもらって構いません。
そうは言っても、過去作のあらすじを知っていて損はありません。
それに最新作は過去作と世界観が非常に似ていますし(あたり一面砂漠です)。
観た方が良いか否かと聞かれたら、そりゃ観た方が良いでしょう。
しかし、もう「フュリオサ」は公開しちゃっているので今から過去作を全部観るくらいなら先に「フュリオサ」を観た方が手っ取り早いです。
過去作はそのあと観ればいいんです。
特に1作目から3作目までは「フュリオサ」と話がリンクしていないので。
今回の記事では、過去作全部のあらすじと筆者の感想をお伝えして「フュリオサ」鑑賞の参考にしてほしいです。
各作品のネタバレも一部含んでいるのでご了承ください。
なお、2作目「マッドマックス2」はめちゃ面白いんで、フュリオサの予習とか関係なく観た方がいいです。
・できれば「怒りのデス・ロード」だけは事前に観ておきたい
・しかし、「フュリオサ」→「怒りのデス・ロード」という順番で観るのも珍しくて良いと思う
・1~3作目までは予習する必要なし!
・2作目は予習とか関係なく面白い!
・過去作のあらすじと筆者の感想
筆者が観た順番
筆者は「フュリオサ」が公開されることをきっかけに本シリーズを観始めました。
観た順番は以下のとおりです。
①怒りのデス・ロード
②マッドマックス
③マッドマックス2
④マッドマックス サンダードーム
⑤フュリオサ(最新作)
この順番で観た感想なんですが、とにかく怒りのデス・ロードが凄すぎて、その後に昔の3部作を観るとどうしても物足りなさを感じてしまいました。
まあこれは仕方ないと思います。
怒デスが奇跡の映画だったのでこの作品を凌駕するのは至難の業です。
Huluではマッドマックスシリーズ全作が配信されています。(※令和6年6月本記事執筆時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。)
各作品のあらすじと感想
各作品を軽く紹介します。
マッドマックスシリーズといえばやはり「迫力あるカーアクション」と「狂ったキャラクター」でしょう。
筆者が思うに、各作品に対する世間の評価軸はこの2つだと思います。
つまり、カーアクションが激しければ激しいほど、キャラクターが狂っていればいるほどファンはぶちあがります!
1作目:マッドマックス
あらすじ
凶悪な暴走族の暴行殺人が多発する数年後の近未来相棒の死をきっかけに警察を引退したマックスは家族と休養の旅に出るところが、旅先でトッカーター率いる暴走族グループに、最愛の、妻子を殺されてしまう。復讐心に燃えるマックスは、暴走族用に開発された追跡専用パトカー<インターセプター>を駆って、たった一人で壮絶な闘いを仕掛けていく!スタントマン死亡説が飛び出すほどリアルなカーアクションも話題となった大作。
引用:映画「マッドマックス:フュリオサ」公式サイト
作品情報
原題 | Mad Max |
監督 | ジョージ・ミラー |
主演 | メル・ギブソン |
製作年 | 1979年 |
製作国 | オーストラリア |
上映時間 | 93分 |
感想
この話簡単に説明すると、警官の職務遂行等に対して暴走族から逆恨みされた結果、同僚や妻子を殺され、マックスが激怒して奴らをぶっ〇す!という話です。
まだ世界観が完全に荒れ果てていないです。
かなり荒廃しており暴力が蔓延していますが、まだ建物とかもあって文明が少し残っています。
それにマックスもそんなに狂気じみていませんでした。
というより、本作ではマックスはまだ警官なんですよ。
具体的には「暴走族を取り締まる交通警官」です。
マックスが狂気じみてくるのはクラマックスだけです。
ラスト、マックスは完全にマッドになってしまいます。
終盤までは穏やかな性格で奥さんともラブラブです。
低予算ながらかなり楽しめます。
というのも演出が上手いんですよ(意外とホラー要素もありました)。
2作目:マッドマックス2
あらすじ
家族を失ったマックスは、最強マシン(インターセプター)とともにガソリンを求めて彷徨っていた。中東戦争の勃発で石油が貴重品となり、各地で壮絶な奪い合いが続発している。やがてマックスは精油基地を守る人々と暴走族の抗争に遭遇。ガソリンを条件に別天地への脱出を頼まれ、再び暴走族との孤独なハードバトルに挑んでいく。
引用:映画「マッドマックス:フュリオサ」公式サイト
作品情報
原題 | Mad Max II |
監督 | ジョージ・ミラー |
主演 | メル・ギブソン |
製作年 | 1981年 |
製作国 | オーストラリア |
上映時間 | 95分 |
感想
2作目はかなり面白いです!
一気に怒りのデスロードに近づいた感じがあります。
キャラクターもみんなイカれ散らかしています!
赤髪モヒカン(ウェズ)、ジェイソンマスクを被った頭脳派リーダー(ヒューマンガス)、ブーメラン子供などなど。
1作目と比較して世界観も一気にディストピア化します。
この世界観が日本の人気漫画「北斗の拳」に影響を与えたことは有名な話です。
クライマックスのカーアクションも迫力あります。
まだ観ていない方は「フュリオサ」を観てからで構いませんので必ず観た方が良いです。
3作目:マッドマックス サンダードーム
あらすじ
核戦争により世界が灰と化して15年。女帝アウンティ・エンティティの支配する街ではサンダードームで開かれる一対一の死闘に熱狂していた。戦士を求めていたアウンティの罠に落ちたマックス。彼を待ち受けていたのは、最強の怪人マスター・ブラスターとの命を賭けた闘いだった!女帝役のティナ・ターナーの豪快な演技が話題を呼んだ「マッドマックス」シリーズ第3弾!
引用:映画「マッドマックス:フュリオサ」公式サイト
作品情報
原題 | Mad Max Beyond Thunderdome |
監督 | ジョージ・ミラー、ジョージ・オギルビー |
主演 | メル・ギブソン、ティナ・ターナー |
製作年 | 1985年 |
製作国 | オーストラリア |
上映時間 | 107分 |
感想
あれ?世界観は?荒廃しているけどなんかカーアクションが控えめかな?と思うでしょう。
本作はかなり酷評されています。
というのも、マッドマックスファンが求めているものがあまり詰めこまれていないのかもしれません。
ただ、映画としては十分楽しめると思います(筆者個人的に)。
前半にサンダードーム内でビヨンビヨン動き回りながらバトルするシーンがありますが、「なんかお笑いバラエティ番組みたいだな」と思う人もいるでしょう。
確かにお笑い番組みたいですが、観ていて面白いです(笑)
マッドマックスらしさが多少失われている感が否めないのでマッドマックスの熱狂的なファンはガッカリしたかもしれません。
しかし、普通の冒険活劇だと思えば楽しめます。
なんか「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」を彷彿とさせる雰囲気でした。
一応、ラストにヒャッハー!なカーアクションも用意されています。
4作目:マッドマックス 怒りのデス・ロード
あらすじ
愛する者を失ったマックスと2人の反逆者フュリオサとニュークス、自由と生き残りを賭けた3人のMADな戦いとは。絶体絶命のピンチを迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!
石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、ジョーに捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する。
凄まじい追跡、炸裂するバトル……。絶体絶命のピンチを迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!
引用:映画「マッドマックス:フュリオサ」公式サイト
作品情報
原題 | Mad Max: Fury Road |
監督 | ジョージ・ミラー |
主演 | トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン |
製作年 | 2015年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 120分 |
感想
超超超超面白いです!
全編通して面白過ぎて語彙力を失うレベルです。
面白過ぎて泣きました(笑)
私の感想は別記事に書いておりますのでぜひご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
結論、「フュリオサ」の鑑賞のために事前に観た方が良いのは「怒デス」だけです。
他の作品は時間があるときにでも楽しんでください。
最新作「フュリオサ」はめちゃくちゃ面白かったので時間の許す限り映画館に行ってください。
できればIMAXで。
僕は怒デスを劇場で観なかったことを後悔しているんです泣
公開終了してから後悔しても、もう遅いです…
今日もご愛読いただきありがとうございました。
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